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2007年5月の29件の記事

2007年5月31日 (木)

外泊

問題は、頭に溜まる髄液である。

これさえ無くなれば退院できる、とのこと。

土・日を利用して外泊届けを出した。

これは、病院側から言われたことで「早く日常生活に慣れるために」だった。

あいかわらず、髄液の溜まった頭で家に帰った。

あ~あ、これで4度目になる。いくらなんでも変じゃないの?

脳脊髄液は、あって当然のこと。

でも、傷口に集中して溜まるのはおかしい。

いろいろ考えても実際がこうなのだから仕方ないことだ。

私は、パソコンでメールチェックをした。

いらないものや、大切な用事などがヤマのように入っていた。

その中で、宮ちゃんからのメールもあった。

「病気(大腸ガン)が再発したから入院します。今度は長びきそうです。メールは携帯にしましょう」とある。

私も、パソコンのスイッチを入れると頭が痛くなる。でも、宮ちゃんの場合は、入院して家にいないから携帯からメールの出し合いをしなければならなくなったのだ。

長びきそう・・・どこかに転移したんだね。それと、白血球が少なくてそれの治療を先にしているんだね。

お互いの近況報告で、大体のことは想像がついている。

さっそく、といっても随分と日にちは経っているが返信をした。

自分の近況報告を携帯にメールした。

宮ちゃんからは、即、返事がきた。

「大丈夫? 大変だったね。病気と仲良くしてね」

何言ってるのよ、それを言うなら私の方だよ。

今回の外泊で一番の収穫(?)は、宮ちゃんからの近況報告だった。

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2007年5月30日 (水)

いいかげんに嫌になってきた!

私の頭は、水抜きをしても1週間もたない。

3日目ぐらいから溜まってくるのがわかる。

病院側は、早く退院させたいのか「水を抜きに家から通院する人もいる」と言い出した。

とんでもない。私は絶対に無理!

重い頭は、病室だからこそ元気にいられるのだ。

家に帰るとたちまち頭がダウンしてしまいそう。

「いいかげんにして!」と思ったのは、私だけではなく先生も同じだったようだ。

ついに、私の主治医のH先生が髄液を抜きに来てくれた。

思いっきり押さえて、頭の水をからっぽにした。

腫瘍が大きかったから空洞も大きいのだろう、と素人判断をする。

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2007年5月29日 (火)

また違う先生が・・・

ガラガラガラとプチ手術の台を押す音がする。

今度も最初の先生だった。

なんで、どうして溜まるのだろう。

理屈ではわかっているけれど、いつまで続くのだろう?

「ヤクルトのビン3本は出たなあ」

エエッ! そんなに髄液が溜まっていたの?

もう最後ならいいね。 

私って、順調に治っているのかなあ。

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「わりと元気ね」

お見舞いに来てくれる人がよく言う言葉だ。

元気そうに見えるだけなのに、私はとてもしんどいのに・・・無理に笑顔をつくり、話を合わせる。

もう横になりたい! 相づちを打つのも限界になってきた。

なのに、「わりと元気ね。もうすぐ退院できるわね」な~んて言ってくれる。

しゃべるだけしゃべって去っていく人。

その後の私はぐったりする。

2回目の水抜きは、あさってだという。

1日がとても長く感じる。

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2007年5月28日 (月)

水抜き終了

あれ? 痛くないぞ!

ブチッと針を刺したはずなのに、ぜんぜん痛くない。

頭に溜まっていた水が抜かれたら、なんだかス~ッとして軽くなった。

今夜はぐっすりと眠れることを喜んだ。

ところが、3日と経たない間にまた溜まりはじめた。

先生は、1週間以内にはできない、と言った。

こんなに腫れてきているのに、あと何日?

水抜きしてくれた先生が違う人だったのが悪いのかなあ。

「水抜きなんか簡単・簡単」と思ったのかなあ。

H先生だったら良かったかも。

とにかく、2回目の水抜きの日を待つことになった。

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2007年5月25日 (金)

頭がブカブカに?

これはどういうことだろう?

頭が重いし、触ればブカブカなような感じがする。

日に日に腫れてくる。手術をした右の方が変!

先生曰く、「水が溜まったな」

脳外科で「水」といえば、脳脊髄液のことをさす。

どうも、腫瘍を取ったあとが空洞になっていて、脳脊髄液が流れやすい状態になっているらしい。空洞が乾いてくっついたら、髄液は流れなくなるらしい。

ケガの時のカサブタと同じで、血が出ている間はカサブタができない。血が流れなくなったら乾いて傷口も治ってくる。

一応、説明を聞いたが・・・わかったような、わからないような感じである。

事実は、「頭の中の傷口に髄液が溜まっている」ということ。

明日、注射針を刺して中の水を抜くという。

痛くないことを願うのみ。

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2007年5月24日 (木)

「そんなに暑いですか?」

病院内は、クーラーが強すぎて寒い!

私は、どちらかというとクーラーは嫌いである。

でも、その年は猛暑というより極暑だった。

夜、暑くて眠れない日が続く。 何人からか要望があれば夜中もクーラーをつけてくれる。

家族は、「今、退院してもこの暑さでダウンするから病院にいたほうがいいぞ」という。

テレビでは連日30度をこえた、というニュースが流れる。

このままではダメ。外の空気に少しでも慣れなくっちゃ! 

私は、部屋の窓を少し開けた。窓といっても、危ないから開かないようになっているので非常用の小窓を開けるだけ。

「なんかこの部屋、暑くない?」

「蒸し暑いね、この部屋は!クーラーが止まっているよ」

病室に入ってくる人は、必ずといっていいほど同じことを言った。

そして、冷房を強”にして出て行くのだ。

私は何もしないから平気だけど、働いている人たちは暑いのだろうね。

「そんなに暑いですか?」と聞きたくなる。

少しでも、外の空気に慣れようと思ってしたことだけど・・・。

寒い部屋の中、フトンをしっかりとかけて過ごした。

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2007年5月23日 (水)

幻覚

そういえば、幻覚というものを体験したのだった。

無いものが見えるって、不思議なことだけど本当のことだった。

私のロッカーに冬物の洋服がいっぱいあって、今度、誰かが来た時に持って帰ってもらおうと思った。

ちょうど、いいタイミングで主人がやってきた。

「着ないセーターがたくさんあるから持って帰って」と言った。

ある時は、枕にムカデがいた。いるはずがないのに、確かに見えた。

怖くて頭をつけられなかったことがあった。

こんな時も、「あの人はボケた」と言われるのだろうなあ。

あとで振り返ると「いい体験をした」と思う。

でないと、幻覚の話を聞いても信じられないでしょう?

今なら、「そうやね、幻を見たんだね」と言えるでしょう。

やっぱり、私はラッキーな人間だ。

人がめったに体験しないことを神様が与えてくださった。

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2007年5月22日 (火)

あの言葉を思い出したから・・・

それは、手術をする前の言葉だった。

「どんな姿になっても、どのようになっても俺は最後まで面倒をみる」

そして、手術後の言葉。

「生きているだけで儲けものや」

知り合いで、同じように頭の病気を苦にして海に飛び込んだ人がいる。

自分では治らないと思い込んでいたらしいが、本当は回復に向かっていることがわかっていた。

なんてバカなことをした、もう少し辛抱すれば良くなったのに・・・と誰もが思った。

主人のあの言葉を思い出したから、私は退院するまでの準備を計画することができた。

「このままでは元の生活に戻れない」

徐々に慣れようと思い始めた。

先ずは、寝てから・・・明日から頑張ろう!

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2007年5月21日 (月)

「もうすぐ退院できそうだよ」

先生が、私を喜ばせようと思ってなのか・・・そう言った。

こんな何もできない身体で、どうして家に帰れるのか?

病院という所は、いつも思うのだけど良くなりつつあると見たら、すぐに退院させてしまう。

本人は少しも嬉しくない。なかには、嬉しいと思う人もいるだろうが、そういう人は退院しなければいけない理由が何かあるのだろう。

もうすぐ・・・か。こんなに体力がなくなっているのに?

帰ったら仕事をしなければいけない。そんなバカな話ってないよ。

やっと1時間程、座っていることができるようになったというのに。

またまた不安な気持ちになった。

歩く練習をしようと屋上の洗濯場まで足を運んだ。

といっても、エレベーターだが。

洗濯干し場は、グルリを金網で囲んであるだけだった。

「ここから飛び落ちるのは簡単だなあ」

金網のそばまで行って思った。

自殺する人の気持ちがわかる。衝動的に・・・という気持ちもわかる。

だって、簡単な行為で人生にピリオドを打てるのだもん。

生きる方がよっぽど苦労する。

大きなため息をついて、またエレベーターに乗った。

そして、自分だけのお城に帰ったのだ。

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2007年5月20日 (日)

気持ちは焦るけれど・・・

せっかく「神様がくれた休日」なのに、対して有効利用していないなあ、と思い始めた。

先生が、「なるべく起きている時間を長くしなさい」と言ったのに、30分も座っていれば横になりたくなる。寝るわけではないけれど、頭をおこしていられない。

本を読んでも10行ほどでダウンする。

めまいと頭痛と吐き気がするのだ。

2冊持ってきた本は、絶対に読んでしまいたい!

農業労働管理テキスト農業簿記のパソコンテキスト

今やらなければ、家に帰ってからは絶対にできない。

気持ちはあせるばかりだけど、身体がついていかないのが悲しい。

今の私は、人の4倍ほど読まなければ記憶されない気がする。

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2007年5月19日 (土)

「落っこちそうです!」

検査に行く度に車椅子に乗せられる。

車椅子は「楽だ」と思っていたら大間違い!

ちゃんと座っているのだから大丈夫なのに、まるでジェットコースターに乗っている気分。

特にカーブになるとすごい。振り回されているようで、椅子から落ちそうになる。

車酔いの初期状態になるとは情けない話だ。

「もう少し、ゆっくり私を運んでくれませんか?」

「誰かさんも同じことを言っていました」

やっぱり、そうだよね。 絶対に速いと思う。

一度に2台の車椅子をひっぱる時もある。前と後ろ・・・いくら人手が足りないからといって、行く所が同じだからといって・・・乗っている人は怖い思いをしているのだよ。

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2007年5月18日 (金)

トイレでハプニング!

なんとか一人で立ち上がれるようになった時に、トイレでハプニングがおきた。

ベッドをトイレの横まで移動して、歩くのを最短距離にまで縮めてもらった。

というのは、「トイレする時には、ナースコールしてね」というのを気丈に拒んだからだ。

あんな受け皿みたいなものにできるか!

オムツの中でもイヤ!

それこそ、倒れるように便器に座ってナニをした。ここまでは良いのだが、なんと紙を取れない! 必死で取ったのはいいが、お尻にまで手が届かない。

ついに、トイレの中でベルを鳴らしてしまった。

結局、看護師さんのお世話になることになってしまった。

「明日こそは頑張るぞ~」 

せっかく、ベッドを移動させたのに意味ないじゃん。

一時帰宅するまでには、いろいろあった。

パソコンで吐き気がしても、伝票で頭が痛くなっても帰って来られただけでハッピー!

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2007年5月17日 (木)

一時帰宅

まだまだ身体に自信はないけれど、どうしてもしなければいけないことがあって一時帰宅した。

野菜を卸しているスーパーに請求書を出すことだった。

2軒のお店だけは、こちらから請求書を発行している。

私のいない間の毎日の伝票だけが頼り。

事務所に入ると、椅子に30分と座っていられない。パソコンの匂いが気になる。

こんな体力の無さで、やっとの思いで請求書を書き上げた。

こんなことでいいのだろうか? もとの私に戻れるのだろうか。

不安がよぎる・・・。

病院で勉強しようと思っても、10行ほど読むと頭が痛くなる。

横になって、治ったころにまた本を広げる。

こんなに自由な時間は二度とないだろう、と確信している。

だから、絶対に今の休日をムダにしてはいけない。

翌日、娘に送られて私はお城に帰った。 脳外科の個室が私のお城。

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2007年5月16日 (水)

「宅急便はどうするの?」

だいたいのお客さんには、しばらくお休みすることを告げてあるが、どうしても田舎の瓜を食べたい!というお客さんがいるらしい。

娘が病院に聞きに来た。梱包の仕方とか、伝票の書き方とか・・・忘れてはならないことは、一筆お手紙をそえること。

短い言葉でいいから、何か書いて箱の中に入れること。

それが、わが家の「野菜のおたのしみ箱」の特徴である。

私に教わって何とか送ることができたようだ。

しかし! しかし・・・なのだ。

お客様は、私に何かあったことを感づいていた。

「いつもの送り方と違う。どうしたの?」

それを聞いて嬉しいやら、申し訳ないやらで胸がいっぱいになった。

人と人は皆つながっている

ますます人間が好きになっていった。

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2007年5月14日 (月)

夏休みも本番で大忙し!

いよいよ夏休みに入り、観光客も朝市めぐりをするようになった。

と同時に店の配達も増えてくる。

「忙しくなったから、毎日は来れない」という電話が入った。

病院にいると別世界のようで、世間の騒がしさはわからない。

毎日来てたのに・・・1日おきになるのか?

片道1時間半の運転は疲れるだろう。それだけの時間があれば、他の仕事もできるのに・・・そんなことも気がつかないでいた私。

なんだか、娘にも息子にも悪いことをしているような気がしてきた。

もちろん、主人にも・・・。

家ではどんなに忙しいことか! 介護の必要なおばあちゃんもいる。

きっと寝るヒマなど無いに違いない。

いろいろと想像していると涙が出てきた。

ちょうど、婦長さんが来られて私の話を聞いてくれた。

それは、子供たちへのプレゼントだと思いなさい

プレゼント? 私のせいで、みんなが大変な思いをしているのに?

お母さんが病気になったことで、子供たちはいろいろな体験をしている。もし、お母さんが病気にならなかったら、経験していなかったことでしょう?
それがプレゼントですよ

な~るほど、そうか。プレゼントだと無理にでも思えば気が楽になるわ。

それじゃ、私は堂々と病気していていいんだね。

婦長さんの言葉で救われた思いがした。

2週間休めるか? という先生の言葉を甘く聞いていたバカな私。

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2007年5月13日 (日)

息子も朝市でハッスル!

娘がそろそろイヤ~になったころに、息子が朝市に出るようになった。

考えてみれば、女の子はちょっとかわいそうだ。

なんといっても露店である。お客さんのタイプは様々だ。

我慢にも限界というものがある。

娘と息子の売り方も少し違う。私は、電話で話しを聞いただけでもわかる。

どんな売り方でもいいから、正直に商売をしてほしい。

自分がお客になった時のことを考えて、まじめに売ってほしい。

ただ、それだけが願いだ。

息子の初出勤(?)の時のお客さん(おばあさんグループ)が、今でも野菜のおたのしみ箱のお客さんになっている。

時々、「息子さんはお元気ですか?」と聞いてくる。

有難いことである。

観光客も、やっぱり男にはバカなことを言わない人が多いらしい。

それほどグチを言ってこないところをみると・・・。Otanosimi

朝市に出るのって大変だね。

もうしばらく頑張ってね、お母さんが退院するまでね。

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2007年5月12日 (土)

こんな話は聞いたことない

私がいないと本当に忙しいのだ!

あいかわらず、入院先の病院まで毎日のように来てくれる。

野菜の収穫と袋詰め、そして配達をしなければならない。

なんと、パートの人たちに勤務時間を自己申告してもらったらしい。

おまけに「時間×時給」まで計算してもらい、お金を支払ったらしいのだ。

私が、パートさんの給料を計算していたから、他の人は出来ないのだ。

出来ないことはない、とは思うのだけど・・・何しろ、てんやわんやで時間が足りなかったのだろう。

病院のベッドで大の字になって寝ている主人も可笑しい。

時には、床にそのまま寝てしまうこともある。

人には見せられない姿だ。その間、私はソファに座っている。

疲れた身体を昼寝で癒し、また1時間半かけて帰ることになる。

私も痩せたけれど、私以上に痩せた夫。

どちらが病人かしら?と思うくらいだった。

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2007年5月11日 (金)

娘が朝市へ・・・

突然の入院で朝市に出ることができなくなった。

観光客用のメロンやスイカなど、いつものように栽培していた。

こりゃ、困った! そこで思いついたのが、娘が朝市に行くこと。

たぶん、出店者の中で一番若いと思う。Asaiti_1

若いから、観光客に好きなようにからかわれる。

うつむいて品物を入れていると、胸を見られたり、腰を触られたり・・・今の若い子は短い服を着るから、腰を曲げると背中まで見えたりする。

毎日の売り上げやグチを私に電話で報告してくる。

いろいろな体験をすることになってしまったね。

娘は口では負けていない。

世の中には常識のない人がいるものだ。

セクハラかと思うほど態度が悪い。 私くらいの年齢なら言わないことでも、若い女相手では涙が出るほどのイヤ~なことも言うらしい。

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2007年5月10日 (木)

あれ? めまいがするぞ!

先日までは、頭を動かすことでOKをもらったのに、今度は視線を動かすことでめまいを感じた。

目玉を動かせない。動かすとめまいがするのだ。

だから、頭ごと見たい方向に向ける。 頭だけを動かすのもしんどいので、つい身体ごと方向を変えることになり、不便なことになった。

神経を少し触ったのに、次々と障害が出てくる。

ビデオを見た主人の話だけど、「先生は、そうっと神経をずらしていた」そうだ。

それだけなのに、敏感な神経だこと!

奥の方にある腫瘍をとると後遺症が残る、と判断してくれた先生に私は感謝をする。

そんな難しい手術ならしないほうがいいに決まっている。

私は、もう少し仕事をしなければならない年齢だから・・・。

これから仲良く5%の腫瘍ちゃんと付き合っていくから。

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2007年5月 8日 (火)

いろいろなテスト

頭が順調に作動しているのか、毎日簡単なテストをして調べている。

たとえば、ボールを出して何個に見えるか・・・とか、指が何本見えるか・・・とか。

指を動かす方向に頭の向きを変えて・・・とか。

本当に簡単なことばかりなのだ。 簡単なこと、と思えるのは成功している証拠であって、もし間違って答えたりすれば大変なことだ。

おかしいことに、舌をペロリと出すと右方向ばかりになっている。

明日は、おしっこの管を外すという。

もう少し、このままでいいのに・・・とお願いしたけれどダメだった。

それじゃ、これからは歩いてトイレに行くの?

ぜんぜん歩けないよ、きっと。

病院は、何でも早い目にしてしまう。 まあ、そのほうが今後のためにいいのかも知れない。いつまでも器具に頼っていたら、日常生活に戻れなくなるね。

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2007年5月 7日 (月)

ご飯が食べれない!?

今度の症状は、ご飯を食べることが困難になったこと。

食べ物を飲み込むことができなくなったのだ。

いつまでたってもゴクンと飲み込めない。

クチャクチャとかんでばかりいる。

飲み込みの神経を腫瘍をとるために触ったことが原因だという。

10日間程で治るらしいけれど、あまりのむせ方で食事もとりたくなくなった。

「これは柔らかいぞ」と思う高野豆腐・・・なんと、いちばんむせ返った。

あのガサガサがいけなかったのだろう。

ミニトマトは、わりとツルリと飲めた。

私は、にわとりの気持ちがよくわかった。

上を向いてノドのあたりをたたくと、品物が落ちていくのを発見したのだ。

飲み込みの神経も大変な役目を持っているのだ。

ご飯が食べれないことは、食いしん坊の私にとって過酷な日々だった。

飲み込むことを普通に思っていたらバチがあたりますよ~!

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2007年5月 6日 (日)

うそ~! 歩けない!!

1週間もベッドに寝ていれば歩けなくなる、というのは本当だった。

私の場合は、1週間以上だから当然のこと。

ベッドから足を下ろすのも怖くてできない。足が40キロ程の重さに感じる。

看護師さんが、片足ずつ下ろしてくれたが・・・うそ! 立てないじゃないか!

信じられないよ。1歩前に出すことすら困難になっている。

人間って、常時歩いていないとだめになることがわかった。

こんなことでいいのだろうか?

もしかして、私は重病人? なるべく起きている時間を長くするように、と言われた。

頭は、上にあるのが普通だから、寝ているより起きて頭を立てておくことが大事だそうだ。

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2007年5月 5日 (土)

だんだんと良くなりそうな気配

外科的なことは、1日経つごとに良くなっていきそうな感じがする。

頭のことだからベッドの角度を一定にしたりして、脳の位置を決めておかなくてはならないみたい。
まだ自分では何もできない状態だから、されるがままだけれど・・・。

毎日の質問にも的確に答えることができるようになった。

「だいぶ、きれいな顔になったなあ」と先生の言葉にちょっぴりドキッ!

なんのことはない。顔面の神経を触ったから顔が曲がっていただけだった。

主人に鏡を見せてもらった。

たしかに、曲がっていただろうことは想像がついた。

それよりも驚いたことは、残っている髪の毛を編み込みにしてあることだった。

初めての編み込みヘアーだった。

病院の中にこんな器用な人がいたのだろうか。

なるほどね~。剃ってない部分の髪の毛は邪魔だものね。

こうすればいいのだ。

私は、病院の優しい心遣いに感心した。

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2007年5月 4日 (金)

簡単な質問ぜめ

「あなたのお名前は?」

「生年月日は?」

住所とか、病院の名前とか・・・簡単な質問に毎日攻められている。

わかっていることばかりだから、すぐに答えられると思っていた。

ところが、「・・・? ええっと」から始まり、とっさには答えられなかった。

脳を活発にするために質問をするのだろうけれど、毎日同じ質問はどうかと思う。

たまには、違うのもしてみれば?

ちゃんとした答えが返ってくると思うけれど・・・いや、まだ自信ないかな。

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2007年5月 3日 (木)

こんな時、「ボケた!」と言われるのだね

言葉をさがせないでいる。思ったことと言うことが違う。

自分は何を言っているのだろう・・・と間違いに気づいている。

大げさにいえば、夏を冬と言ったりする。

人はこんな時に、「あの人はボケたね」と言うのだろう。

義母は脳梗塞の後遺症で、認知症になっている。

本人はどこまでわかっているのかがわからない。

でも、私の場合は自分は頭ではわかっている。なのに、単語が見つからないのだ。

ああ、こんな時に私も言われるのだろうなあ。

「あの人、若いのにボケたわよ」と。

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2007年5月 2日 (水)

思っていることが言葉にならない

「暑い! とても暑いから毛布を退かしてください」

「寒い! とても寒いから毛布をかけて下さい」

このような簡単な言葉が出てこない。

看護師さんもお医者さんも近くにいるのに言えない。

声にならない、というか単語が見つからないと言ったほうが本当かもしれない。

身体では感じているのに、これをどう表現したらいいのかわからない。

自分では死んだほうが楽かも・・・と思っているのに、先生は「順調な経過です」と家族に伝えている。

これで順調なのか?

私は、眠っているようでも聞こえているからね。

こんな「順調」もあるのだなあ。

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医学ってすごいね!

脳は頭蓋骨で囲まれているでしょう。

頭の手術は、10円玉ほどの大きさに骨を切り取るらしいよ。

その骨を置いといて、手術が終わったら元に返すらしい。

医学ってすごいね。

今でもその部分だけへこんでいる。

何人の研修医が入ったか知らないけれど、しっかり勉強してプロになってほしいなあ。

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2007年5月 1日 (火)

1時間半かけて10分間の面会

わが家から病院までは、車で1時間半かかる。

集中治療室にいる私との面会は10分間と決められている。

外部からの雑菌をシャットアウトするために、衣服を変えて消毒をする。

10分間の面会のために、主人は毎日のように来てくれた。

子供たちも順番に来てくれた。本当に有難いことだと思う。

ある時、私は無意識に「帰って! 帰って!」というしぐさをしたそうだ。

右手で追い払うようなしぐさ。 1時間半もかけて来た人に対してだ。

過去に、主人が胆石で手術をしたことがある。

その時も、集中治療室で私を追い払うようなしぐさをしたことがある。

私は、悲しく悲しくてて泣いた覚えがある。それと同じことを自分がしている。

人間は、本当にしんどい時は一人になりたいのかもしれない。

理性があると、「来てくれてありがとう」と言えるのに・・・「帰って!」は自然に出たことであって、私には悪気はなかったのよ。

今やっと、胆石の時のことが理解できた。

これでお互い様だね。同じ気持ちを経験したね。

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