最後のメール
3月9日
「原稿が足りないので書いて送ってください」
3月10日
800文字くらいの原稿を書いて送信した。
3月11日
なんの返事もないまま、午後2時46分頃に東北地方に巨大地震と大津波が襲った。
・・・・・・・・・・・
私の所属している某ネットワークは、年に1回「野の花」という冊子を発行している。
今年は豪雪のせいにして原稿を書かなかった。
締め切りが過ぎたのをいいことに、気になってはいたけれど知らん顔をしていた。
広報担当は、宮城県のY子さん。
「まだ12人分しか集まっていないから本が出せない」との知らせが入った。
それならば・・・と急いで書いてメールしたけれど、受け取ったのかどうかもわからない。
地震以来、音信不通である。
たぶん原稿は読んでくれたと思う。
本を完成させるために忙しかったのだと思う。
受け取ったら即お礼の返事をよこす人なのに・・・こんなことは初めてだ。
どこかの避難所にいるのかもしれない。
今年は冊子はなくてもいいよ。
そのかわり、無事のメールを簡単でいいから欲しいよ。
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